「古い空き家だから、どうせ安く叩かれるんだろうな…」
そう思って何もしないのは、非常にもったいないことです。
不動産の査定額は、データ(相場)だけで決まるわけではありません。**査定に来る「人」の印象によって、数十万円の差が出ることは日常茶飯事です。**
この記事では、不動産会社の査定を受ける前に、あなたが自分でできる「査定額を最大化するための準備」を、重要度の高い順に解説します。
【重要】「家の中」の整理(掃除はほどほどでOK)
よく「ハウスクリーニングをした方がいいですか?」と聞かれますが、そこまでは不要です。 古い家の場合、買主はリフォーム前提で探しているため、プロの清掃をしても成約価格には大きく響きません。
ただし、以下の整理は不可欠です。
- 「空間」を広く見せる: 荷物が山積みになっていると、実際の広さより狭く感じられ、暗い印象も与えます。可能な限り不用品を処分・整理し、床が見える面積を増やしましょう。
- 水回りの「パッと見」を綺麗に: キッチンやトイレなど、水回りが「汚れすぎていて触りたくない」と感じられると、査定額はガクンと下がります。
敷地境界の確認(庭の整理)
土地の正確な価値を決める上で「境界」は命です。
- 境界標を探しておく:
敷地の四隅にある「境界杭(マーカー)」が見えているか確認しましょう。雑草や泥に埋もれている場合は、出しておくだけで査定がスムーズに進みます。 - 庭木の剪定:
道路や隣地にはみ出した枝、生い茂った雑草は、「手入れがされていない=管理困難な物件」という負の評価につながります。
「プラス材料」となる書類の用意
査定マンが最も嫌うのは「不確定要素」です。以下の書類をあらかじめ用意しておくと、「この物件はリスクが低い」と判断され、強気な査定額が出やすくなります。
- 建築時・リフォーム時の図面: 構造がはっきりすると、買取価格が安定します。
- 固定資産税の納税通知書: 正確な土地面積や税額を把握するために必須です。
- 修繕履歴: 「○年前に屋根を塗り替えた」などの記録は、強力な武器になります。
「ダメなところ」を正直に話す
意外かもしれませんが、雨漏り、傾き、事件事故などのマイナス情報は、査定時にすべて正直に話すべきです。
隠したまま査定に出して高い金額が出ても、あとで発覚すれば契約破棄や損害賠償につながります。あらかじめ伝えておくことで、不動産会社は「それを踏まえた上での最善の販売戦略」を立てることができます。
準備が整ったら、プロに価値を判定してもらいましょう


