「不動産屋に頼んでも売れない」
「毎年かかる固定資産税がバカにならない」
「これ以上、子供に迷惑をかけたくない」
このような悩みから、「0円でもいいから引き取ってほしい」「むしろお金を払ってでも処分したい」と追い詰められている所有者の方が増えています。
しかし、ちょっと待ってください。
その「焦り」につけ込まれて、本来なら受け取れるはずの現金をドブに捨てたり、逆にトラブルに巻き込まれたりするケースが後を絶ちません。
この記事では、不動産の「無償譲渡(タダで譲る)」に潜む意外なリスクと、ゴミ同然と思える物件を「現金」に変えるための最後の手段について解説します。
「タダで譲る」は意外と難しい!0円処分の罠
「タダであげるんだから、喜んでもらえるだろう」
そう思うかもしれませんが、不動産の譲渡は、古本や古着をあげるのとは訳が違います。
罠1:もらう側にかかる「贈与税」と「不動産取得税」
不動産は、たとえ0円で譲ったとしても、受け取った側には「財産をもらった」として贈与税がかかります。さらに不動産取得税、登記費用も発生します。
「タダなら欲しい」と手を挙げた人が、これらの税金の話を聞いた途端に「やっぱりやめます」とキャンセルし、時間だけが無駄になるケースが頻発しています。
罠2:詐欺まがいの「処分業者」に注意
「無料で引き取ります」と謳いながら、後になってから「整地費用」「測量費用」「事務手数料」などの名目で数百万円を請求してくる悪質な業者が存在します(原野商法の二次被害など)。
「0円で手放せるなら」という所有者の弱みにつけ込む手口です。
罠3:個人間取引のトラブル
「近所の人にあげる」という場合も注意が必要です。
譲渡した後に、雨漏りやシロアリ被害、境界のトラブルなどが発覚した場合、元の持ち主であるあなたが責任を問われるリスクがあります(契約書をプロに作ってもらわないと危険です)。
不動産屋の「価値がない」を信じてはいけない理由
そもそも、なぜあなたは「価値がない」と思い込んでいるのでしょうか?
おそらく、近所の不動産屋に「これは売れませんね」「値段がつきません」と言われたからではないでしょうか。
しかし、それは「その不動産屋のお客さんの中には、買い手がいない」というだけの意味です。
プロが見る視点は違う
一般の人が「ただのボロ家」と見る物件でも、再生のプロから見れば「宝の山」に見えることがあります。
- DIY賃貸投資家: ボロボロのまま安く買い、自分で直して高利回りで貸したい。
- 資材置き場需要: 建物がダメでも、職人さんが機材を置く倉庫として使いたい。
- 隣地需要: 隣の家の人が、駐車場として拡張したい。
市場には、一般の仲介ルート(SUUMOなど)には出てこない、こうしたニッチな需要が確実に存在します。
捨てる前に試すべき「最後の現金化手段」
0円で手放す(あるいは処分料を払う)ことを決断する前に、必ずやっておくべきことがあります。
それは、「訳あり物件専門の買取査定」に出すことです。
なぜ「専門買取業者」なら値段がつくのか?
- 再生ノウハウがある: 安くリフォームする技術があるため、他社より高く買える。
- 独自の販路がある: 投資家や海外バイヤーなど、特殊な買い手とのネットワークを持っている。
- リスクを取れる: 雨漏りや残置物があっても、プロとして自己責任で買い取る(=売主の責任を免除してくれる)。
実際、「他社で0円と言われた物件が、50万円、100万円で売れた」という事例は山ほどあります。


