「実家を売るなら、とりあえず有名な大手不動産会社に頼めば安心だろう」
もし、あなたがそう考えているなら、少し立ち止まってください。
実は、「空き家の売却」は、普通の住宅売却よりも不動産会社の「やる気」と「得意分野」が結果に大きく影響します。
間違った会社を選んでしまうと、数ヶ月経っても音沙汰がなく、最後には「大幅な値下げ」を提案されるだけの結果になりかねません。
この記事では、空き家売却を成功させるための不動産会社選びの極意を、5つの視点で解説します。
大手 vs 地元の不動産会社、どちらが良い?
よくある質問ですが、結論は「物件の所在地のマーケットに強い方」です。
- 大手のメリット: 圧倒的な広告力と、広域からの集客が強み。都心や駅近の物件なら、大手の方が高い成約率を期待できます。
- 地元のメリット: そのエリア特有の事情(学区、スーパーの評判、近隣住民の動向)に詳しく、コアな買い手を知っていることがあります。また、郊外や地方の物件は、大手が取り扱ってくれない場合があるため、地場の業者が頼りになります。
「空き家への熱意」があるか?
不動産会社にとって、手間がかかる割に単価が低くなりやすい「古い空き家」は、実はあまり歓迎されない案件であることが多いです。
チェックポイント:
- 査定の際、建物のボロさを否定するだけでなく「どうすれば売れるか」を前向きに提案してくれるか?
- 放置されていた実家の掃除や管理について、アドバイスをくれるか?
「ただ値段をつけるだけ」の会社ではなく、「どう付加価値をつけるか」を考えてくれる会社を選びましょう。
「囲い込み」をしない誠実な会社か?
一部の不誠実な不動産会社は、自社で買い手を見つけて両方の手数料を得るために、他社からの問い合わせを断る「囲い込み」を行うことがあります。これでは、あなたの物件が世間に広く認知される機会が失われます。
見極め方:
「レインズ(不動産流通標準情報システム)への登録証明書をすぐに出してくれますか?」と聞いてみてください。即座に「もちろんです」と答える会社は信頼できます。
担当者との「レスポンスの速さ」と「相性」
最後は「人」です。
空き家売却は、相続登記や荷物の整理など、調整事項が多く発生します。
重要ポイント:
- メールの返信や電話の折り返しは早いか?
- 専門用語を使わずに、初心者にも分かりやすく説明してくれるか?
- デメリット(売れにくい理由など)もしっかり伝えてくれるか?
特に遠方の空き家を売る場合、担当者はあなたの「目」となる存在です。こまめに進捗報告をくれる担当者でなければ、不安で夜も眠れなくなります。
比較して決める(1社で決めない)
どれだけ感じが良くても、1社だけの査定で決めるのは絶対にNGです。
不動産の査定額は、会社によって数百万円単位で変わることが珍しくありません。
最低でも3社程度には査定を依頼し、それぞれの「販売戦略」を聞き比べましょう。一番高い査定額を出した会社が正しいとは限りません。「なぜその価格なのか」という根拠が論理的な会社を選んでください。
まとめ:パートナー選びが売却の9割を決める
不動産売却は、売りに出してからが本番です。
あなたの想いの詰まったご実家を、大切に扱ってくれるパートナーを見つけることが、成功への第一歩です。
複数の会社の意見を聞き、納得のいく提案をしてくれる「信頼できる1社」を見つけましょう。
後悔しない不動産会社選び、まずはここから


