「久しぶりに実家の様子を見に行ったら、床に黒い影が…」
「キッチンのシンクに、ゴキブリの死骸が転がっていた」
空き家管理で最も遭遇したくないトラブル、それが「ゴキブリの発生」です。
人が住んでいない家は、害虫にとってまさに天国。一度発生すると、目に見えない床下や壁裏で爆発的に繁殖している可能性があります。
「たかが虫」と侮ってはいけません。空き家のゴキブリを放置することは、近隣住民との深刻なトラブルや、建物の寿命を縮めることにつながります。
この記事では、なぜ空き家にゴキブリが湧くのか、その原因と、今日からできる徹底的な駆除・予防策について解説します。
なぜ?人のいない「空き家」にゴキブリが集まる理由
「エサ(生ゴミ)がないから大丈夫だろう」というのは間違いです。ゴキブリは、エサ以上に「環境」を求めてやってきます。
1. 排水管(下水)から侵入し放題になっている
これが最大の原因です。
人が住んでいる家では毎日水を使うため、排水パイプの中に水(封水)が溜まり、下水からの虫や臭いをブロックしています。
しかし、空き家で長期間水を使わないと、この水が蒸発して無くなり、下水道と家が直結した状態になります。
ここを通って、大型のゴキブリ(クロゴキブリやワモンゴキブリ)が侵入してくるのです。
2. 「暗くて・暖かくて・湿気がある」最高の巣
ゴキブリは暗く湿った場所を好みます。
雨戸が閉め切られ、換気がされない空き家は、湿気がこもりやすく、天敵(人間)もいないため、彼らににとってこれ以上ない繁殖場所となります。
3. ダンボールや本が「エサ」になる
生ゴミがなくても、彼らは生きます。
特に引っ越し荷物や遺品整理で残された「ダンボール」は要注意です。保温性が高く巣になりやすいうえ、ダンボールを貼り合わせている糊(のり)が彼らの大好物だからです。
放置厳禁!ご近所トラブルへの発展
空き家の中で増えすぎたゴキブリは、やがて外に溢れ出し、隣の家へと移動します。
「お宅の空き家のせいで、うちにもゴキブリが出るようになった!」
とクレームが入ってからでは手遅れです。
「衛生上有害な状態」と判断されれば、自治体から行政指導を受け、「特定空家」に指定されるリスク(=固定資産税の増額)も高まります。
空き家のゴキブリを撃退する方法
発見してしまったら、徹底的な対策が必要です。
STEP 1:まずは燻煙剤(バルサン等)で一掃する
家に入った瞬間、気配を感じたら、まずは部屋全体に殺虫成分を行き渡らせる燻煙剤を使用します。
- 注意点: 火災報知器が反応しないようカバーをする必要があります。また、使用後は換気が必要なため、数時間は滞在しなければなりません。
STEP 2:侵入経路(排水口)を塞ぐ
今いる個体を駆除しても、外から入ってきたら意味がありません。
- 通水する: 全ての水道(キッチン、トイレ、お風呂)で1 minuteほど水を流し、封水を溜めます。
- フタをする: 帰る際は、排水口に専用のフタやラップをし、重しを置いて物理的に塞ぎます。
STEP 3:毒エサ(ベイト剤)を設置する
燻煙剤の煙が届かない場所にいるゴキブリや、卵から孵化した幼虫対策として、置き型タイプの毒エサ(ブラックキャップなど)を各部屋の隅、特に水回りに設置します。
効果は半年〜1年続くものが多いため、空き家管理には最適です。
「掃除に行くたびに憂鬱」なら、手放すサインかも
対策をしても、人が住んでいない限り、換気不足や排水トラップの蒸発は防げません。
「夏場に実家へ帰るのが怖い」
「毎回、死骸を片付けるところから始まるのが精神的に辛い」
もしそう感じているなら、その家はもう管理の限界を超えているのかもしれません。
虫が湧くほど環境が悪化している家は、カビや腐食も進行しており、資産価値が下がり続けています。
ゴキブリだらけでも、掃除不要でそのまま売却できます
「害虫が出ている家なんて、普通には売れないだろう」「内見に来た人がゴキブリを見たらと思うと、売りに出せない」
そんな心配は不要です。訳あり物件専門の私たちが、現状のままお引き受けします。



